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乳腺の良性疾患

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乳腺の良性疾患

■ 乳腺炎(にゅうせんえん)

乳腺炎は、母乳の通り道(乳管)に母乳が詰まったり、細菌が感染することで起こる乳房の炎症です。特に授乳中の方に多く見られますが、授乳していない方でも発症することがあります。

主な症状:乳房の腫れ・赤み・熱感、強い痛み、発熱、しこり、分泌物

膿がたまる「膿瘍(のうよう)」ができた場合は、切開して排膿(うみを出す)処置が必要になります。


■ 乳腺症(にゅうせんしょう)

乳腺症は、乳腺組織の変化によって痛みやしこり、分泌などが起こる良性の疾患で、30〜40代の女性に多く見られます。女性ホルモンの影響を強く受けるため、月経周期にあわせて症状が変動します。

主な症状:乳房全体または一部の鈍い痛み、乳頭からの分泌物、両側性のしこり感

多くの場合は経過観察で問題ありませんが、痛みが強い場合には鎮痛剤を使用することがあります。


■ 乳腺嚢胞(にゅうせんのうほう)

乳腺嚢胞は、乳管の中に分泌液がたまってできる袋状の構造物で、良性の変化です。触るとやわらかい・弾力のあるしこりとして感じられることがあります。

特徴:単発または多発性、自然に小さくなる・消失することが多い

ただし、乳がんとの見分けが難しい場合もあるため、エコー検査や必要に応じて穿刺(液体を抜く)やMRIなどを行います。


■ 乳管内乳頭腫(にゅうかんないにゅうとうしゅ)

乳頭のすぐ下にある乳管内に発生する小さな良性の腫瘍で、30〜50代の女性に多く見られます。最も特徴的なのは、血液が混じった透明な乳頭分泌物です。

主な症状:分泌物は片側性(片方の乳房だけ)で起こることが多い、しこりとして触れにくいことがある、エコー検査・MRI・乳管造影などで評価

まれにがんを伴っている場合があり、確定診断のために摘出手術を行うことがあります。


■ 乳腺線維腺腫(にゅうせんせんいせんしゅ)

10代後半から40代の若い女性に多い良性の腫瘍です。しこりはよく動く・弾力がある・痛みがないことが特徴です。

特徴:成長ホルモンや女性ホルモンの影響で思春期〜若年女性に多い。サイズが大きくなったり、痛みを伴う場合は摘出手術を検討。経過観察で済むケースも多い

良性ですが、大きくなったり、葉状腫瘍との鑑別が必要な場合があります。


■ 葉状腫瘍(ようじょうしゅよう)

比較的まれな乳腺腫瘍で、良性・境界型・悪性の3タイプに分けられます。成長が早く、短期間で急にしこりが大きくなるのが特徴です。

特徴:良性でも再発しやすいため、広めに切除する手術が必要。境界型や悪性の場合は肺などへの転移の可能性がある。診断後は定期的なフォローが重要。

しこりが急に大きくなった場合は、放置せず早めの受診をおすすめします。

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